AIT(アジア工科大学院) での活動報告

私は、2005年2月から2年間の予定で、Japan International Cooperation Agency(JICA: 国際協力機構)派遣長期専門家として、タイのバンコク郊外にありますAITへ派遣されています。国際機関であるAITへの教官派遣事業は1969年に始まり、これまでに118名もの長期専門家が派遣されてきました。

アジア各国、特に東南アジア各国を代表する学生が集まるAITでの教育や研究指導、また奨学金や資機材の供与を通じて、日本政府の功績は高く評価されています。教育は時間がかかるもので短期的な効果を計量化しにくいものですが、少なくとも日本に対して親近感や好印象を持つ学生が増えているのも事実です。また、AITを卒業後、日本に留学し、その後AITや母国の教官になっている方も多数おり、長期的にも影響力を持つ親日家を増やす働きをしていると言え、顔の見える国際貢献として機能していると感じています。

一方、AITで働く日本人教官にとっても、様々な利点があると思っています。英語での講義の経験や国際的な視点の獲得、学生や教官との人脈の拡大など多岐に亘ると思っていますが、詳細は各ページで少しずつ書いていきます。

AITへのJICA派遣教官を代表として、AITを通じてアジアへの人的交流を継続していくことは非常に価値があると思っています。そこで、AITという教育機関の存在や、教官派遣事業の有用性をを知ってもらうことを目的として、これまでの日本政府のAITへの貢献や、JICA派遣教官を含めた日本人教官の活動を紹介します。まだ完成していませんが、少しずつ書き足していきます。

正門近辺の様子

正門近辺の様子

AIT本部

AIT本部

これまでの日本政府による支援

卒業生による寄稿

現在の学生(日本人以外)による寄稿

共に日本政府からの奨学金をもらって、AITに学びに来ている学生です。

現在の日本人教官や日本人学生

各教官や学生の紹介ページや、近況報告のページのリンクを記載しています。近況報告のページでは、感想やAITに在籍する意義を述べてもらっています。執筆にご協力頂いた方々、どうも有難うございました。

自転車を修理する学生

自転車を修理する学生

カフェテリア

カフェテリア

運動場

運動場

AITと日本の学術機関とのつながり

実際には他にも多くの機関がAITと学術協定を結んでいますが、私が知りうる範囲の内容を記述します。

AITの教官に関する情報


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須崎純一 京都大学大学院 工学研究科社会基盤工学専攻 空間情報学講座