C言語のプログラムの構成は、基本的に下のようになっています。
#include <stdio.h> int main(void) { return (0); }
上記の各部分は以下の通りです。
#include <stdio.h> ← 入出力に関するへッダーファイルの取り込み int main(void) { ← 関数の開始(int型のmain関数) return (0); ← 関数の結果を戻す(「0」の場合、通常の終了) } ← 関数の終わり
下記のプログラムをemacs上で作成し、「hello.c」という ファイル名で保存しましょう。 emacsでは、文字コードがEUC-JPで保存されているか確認した上で、保存 して下さい。
#include <stdio.h> int main(void) { printf("こんにちは\n"); return (0); }
printf( )は、文字列や変数の値を表示してくれる 関数です。
C言語のプログラムはコンパイルして、実行形式の ファイルを作成する必要があります。コンパイルの方法は下記の通りです。
コンパイルが失敗すると、下記のようなメッセージが表示されます。 文法上の間違い、単なる入力ミスなどが原因として考えられますが、 表示メッセージを元に、ソースコードを見直します。 下記の場合では、printfの行の最後の;を 入力し忘れたことが原因のエラーでした。
pc3240[susaki]508:~/program% gcc hello.c hello.c: In function `main': hello.c:7: parse error before `return'
ですが、上記のメッセージをよく読むと、「returnの前に parse(構文解析)エラーがありますよ」と出ています。ですから、 returnの直前、または前の行末があやしいと当たりをつけて見直していきます。
修正の結果、再度コンパイルを試みます。 コンパイルが成功すると、実行形式のファイルが生成 されます。UNIXコマンドのlsで確認すると、
「a.out」というファイルができています。これが実行形式のファイルです。 それでは実行させるには、下記のように入力してみましょう。「こんにちは」と 表示されるはずです。
ちなみに、実行ファイル名を「a.out」ではなく、別の名前にする方法も当然あ ります。例えば、「hello」という実行ファイル名にしたい場合、
のように記述します。実行させるには、
のように入力します。