2002/07/08: バッファリングの基本操作

はじめに

講義の目的:ポイントデータとして入力した現地調査の結果を利用して、 バッファリングの基本操作を身につける。

確認:この時間が始まるまでに、 6月17日の内容が 達成されているものとして話を進める。 上記の準備ができていないものは、2002/06/17 須崎クラスの内容のページを参照すること。

実習

始めに、実習全体の流れを下記に示す。

  1. 6月17日の実習の結果を用意
  2. 千城台駅のみを選択
  3. 千城台駅からの距離に応じてバッファリング
  4. 特定のバッファに含まれるポイントデータのみを表示

上記の流れに基づいて、下記に具体的な手順を示していく。

  1. 実習に入る前に、6月17日の演習の結果を表示しておく。 ここでは「house」という名前のshpファイル上に、現地調査の結果を ポイントデータとして入力してある。shpファイル名が異なる場合には、 自分のファイル名に置き換えて読み進めよ。

  2. 千城台駅のみを選択: 千城台駅のデータは、ポイントデータとして「lm_stion_chiba」レイヤーに 含まれている。まずは、この千城台駅のデータのみ選択せよ。選択できると 下記の画像のように、水色で表示されるはずである。

    (具体的な方法はいままでの演習内容を思いだそう。メニューバーの「選択」- >「属性検索」を利用すれば実現できる。)

    千城台駅のみ選択した状態(拡大図)


  3. 千城台駅からの距離に応じてバッファリング: 千城台駅を選択した状態から、メニューバーの「ツール」-> 「バッファウィザード」を選択する。


    下記の図のように、「多重リングバッファ」を選択する。リング数は3とするが、 リング間の距離はグループによって異なるため、注意するように。

    グループ名 リング間の距離
    I, IIグループ 250m
    III, IVグループ 500m
    V, VI, VIIグループ 750m


    バッファリングを実行すると、下記のような結果が表示されるはずである。

    バッファリング実行結果


    上記のバッファリングの結果では、下のレイヤーの情報が見えない。 したがって、下記の図のように凡例の色を斜線に変更している。斜線に 限定しないが、下のレイヤーの情報が見えるように、工夫して凡例の 色を変更せよ。


  4. 特定のバッファに含まれるポイントデータのみを表示

    上記のバッファリングの結果、生成されたレイヤーの「属性テーブル」を 開くと、下記のように表示される(リング間の距離が500mの場合の テーブルである)


    上記の「属性テーブル」の情報を元に、駅からの距離が500mより大きく、 1000m以下の範囲だけ選択させたい(リング間の距離が500mの場合)。 実行してみよ。

    (具体的な方法はいままでの演習内容を思いだそう。メニューバーの「選択」- >「属性検索」を利用すれば実現できる。)


    上記のように属性検索で、駅からの距離が500mより大きく、 1000m以下の範囲だけ選択させているものとする(リング間の距離が500mの場合)。 この上で、メニューバーの「選択」->「空間検索」を開いて、下記のように 指定してみよう。


    空間検索を実行すると、駅からの距離が500mより大きく、1000m以下の範囲に含 まれる現地調査結果(家やコンビニなど)だけが選択される。この画面を見回り の教員またはTAに表示させよ。





[地理情報システム論a ホームページへ]